年をとると、身体のあちこちが弱まり失禁がおきやすくなります
加齢と共に増えてくるおしっこのトラブルは多くの方が悩んでいます。
なぜ年を取る頻尿になりやすいかといいますと、原因の一つは骨盤底筋の弱まりです。
骨盤底筋は骨盤の底で膀胱や子宮、直腸などが下がらないように骨盤から支えている筋肉群なんです。
だから、何もしなければ衰えてくるので、多くの頻尿や尿もれは骨盤底筋の弱まりから起きています。
しかし、骨盤底筋は腹筋と同じように鍛えることで強くなります。
頻尿の原因のトップは男性・女性とも「過活動膀胱」です。過活動膀胱の状態になると頻尿と尿意切迫感という症状が出ます。
過活動膀胱の人は40歳以上で12%、約800万人とも言われます。
過活動膀胱は、老化、神経障害、脳梗塞、前立腺肥大症、ホルモンバランスの崩れなどが原因で起きます。
頻尿はこのほかに、前立腺肥大症・前立腺がん、膀胱炎、腎臓や心臓の機能の低下、精神的な原因からも起こります。
頻尿の治療法は、まず頻尿の原因となる病気があればそれをきちんと治療したり、病気をうまくコントロールすることが大事です。
そして、夕ごはんを少し早めに食べて、夜寝るまでの間は水分をあまりとり過ぎないように注意します。
それでも頻尿がよくならないようなら専門医の治療を受けたほうがよいでしょう。