頻尿とはトイレの回数の多いことをいいます。
頻尿は高齢になると進むといわれ、在宅における尿失禁者数は約85万人〜100万人いるといわれています。
60歳以上の在宅者の約5割にあたる方が夜間頻尿なんだそうです。
そして頻尿に対して半数の方が人に相談できないで悩んでいるのだとか。
頻尿ぐらいでって思うかもしれませんが、本人にとっては深刻な悩みで、気が沈む、外出できない、人前に出れない、周囲に迷惑がかかるなど人付き合いが消極的になるようです。
尿に関する症状別では頻尿に差はないのですが、特に女性に多く見られるのが尿失禁であり、男性は残尿感が残ったり、尿が出し渋ることが多いようです。
驚くことに、こんなに多くの方が頻尿などの尿に関する症状で悩んでおられるのに、治療をしたことのない方が実に多いのです。
トイレの回数は、正常な人であれば昼間が4〜7回、夜間が0回ですが、1日8回以上トイレへ行く人は、頻尿の疑いがあります。
昼間はトイレの回数が正常でも夜1回だけトイレに起きる人も頻尿の疑いがあります。
夜2回以上トイレに起きる人は、睡眠障害からいろんな体の不調を起こしやすくなるため、早めに病院で受診することをおすすめします。
特に頻尿の基礎疾患といわれている病気に罹っていたら、それをしっかり治療しましょう。